1960年代英国製オープンカーで霧ケ峰高原を駆ける
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1960年代英国製オープンカーで霧ケ峰高原を駆ける 甲斐鐵太郎
1960年代英国製オープンカーで霧ケ峰高原を駆ける 甲斐鐵太郎
LOTUS ELAN series 1。フォード製ブロックをベースに開発された直列4気筒 DOHCの1.5L(初期、後期は1.6L)のロータス・ツインカムエンジンを搭載し、車両重量640kgほど。
標高1,925mの車山は長野県茅野市と諏訪市の境に位置する霧ケ峰の最高峰で、360度の大視界によって八ヶ岳、富士山、中央アルプス、北アルプスを一望。東京の小学生の夏合宿登山の一行の姿をよく目にする。
雲が湧く高原のスカイラインは別天地。何故にしてこのような景色が実現したのであろうか。ビーナスラインの開設に新田次郎はある小説を書いて反対した。この地はこの作家の故郷である。
諏訪湖畔から霧ケ峰高原の入り口の強清水に登るとグライダー基地がある。空に最も近いのではないかと錯覚させる強清水のグラーダー基地であり、真っ赤に塗られたそれが滑空の準備をしていた。
2001年式GBD-HA7(4WD)ホンダ・アクティトラック。農家のフェラーリと愛好家が自慢するこのホンダ車は5速マニュアル・ミッションにして低床設置のミッドシップエンジン。
(タイトル)
1960年代英国製オープンカーで霧ケ峰高原を駆ける 甲斐鐵太郎
(本文)
6月中旬、レンゲツツジが草原に朱色を散らす季節の霧ケ峰高原は柔らかな色合いで空の薄い青とよく調和する。高原を一台の英国製オープンカー、それも1960年代の濃い緑色のそれが身軽に曲がっていく。LOTUS ELAN series 1で、フォード製ブロックをベースに開発された直列4気筒 DOHCの1.5L(初期型は1.5L、後期型は1.6L)のロータス・ツインカムエンジンを搭載し、車両重量640kgほど。シリーズ1は生産台数が少なく歴史的価値が高いこともあってクラシックカー市場ではプレミア価格で取引されている。Elan(エラン)の意味は生命の躍動であり走りへの思いを載せている。
諏訪湖畔から霧ケ峰高原の入り口の強清水に登るとグライダー基地がある。空に最も近いのではないかと錯覚させる強清水のグラーダー基地であり、真っ赤に塗られたそれが滑空の準備をしていた。直ぐ近くに八ヶ岳が見え、風に乗って上空を旋回して基地に戻る。知人はグライダークラブに所属していた。
標高1,925mの車山は長野県茅野市と諏訪市の境に位置する霧ケ峰の最高峰で、360度の大視界によって八ヶ岳、富士山、中央アルプスの北アルプスを一望。東京の小学生の夏合宿登山の一行の姿をよく目にする。
雲が湧く高原のスカイラインは別天地。何故にしてこのような景色が実現したのであろうか。ビーナスラインの開設に新田次郎はある小説を書いて反対した。この地はこの作家の故郷である。
諏訪インターでLOTUS ELAN series 1と落ち合い、筆者の2001年式GBD-HA7(4WD)ホンダ・アクティトラックが随走する。農家のフェラーリと愛好家が自慢するこのホンダ車は5速マニュアル・ミッションにして低床設置のミッドシップエンジン。アスファルトを引き剥がすような走りをするすごい車なのである。長いホイールベースは高速安定性が高いのに良く曲がる。名車と言ってよい。水冷直列3気筒横置、SOHCベルト駆動で吸気2・排気2、総排気量656cc、内径×行程(mm)66.0×64.0、圧縮比10.5、電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)、無鉛レギュラーガソリン、燃料タンク容量37L。
霧ケ峰高原の雪道にも踏み込んでいける筆者の2001年式GBD-HA7(4WD)ホンダ・アクティトラック。故障知らずであり燃費も良い。壊れたらすぐ廃棄しても気にならないが同じ車を手に入れるのが難しい。高速道路の坂道を5速のままで加速するほど馬力に満ちた4WDである。軽い車は加速にしても曲がるにしても車の質量を感じないから良い。排気量656ccと変速機の組み合わせの妙がある。
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